甘味処

備忘録

2019年11月3日の出来事

嵐がYouTubeで生配信するって言って、皆どんなこと想像した?

日時が発表されたときたまたま友達といたから、FC動画みたいにゆるゆる挨拶するのかな~とか話してたんだけど。YouTubeに5つのMVとそれぞれのライブ映像が載ったあとだし、今さらだけど動画載せたんで見てください的なやつだと思ってた。「嵐で~す」っていつもみたいに、手を振りながらわいわいやるんだと思ってたの。

でも蓋を開けてみたらバチバチに会見が開かれてるじゃん?

正直、活動休止を発表したときの雰囲気がフラッシュバックして超ビビって。あれも、今となってみれば前向きな内容だったし、めちゃくちゃ構える必要なかったんだけど。思ってた以上にすごい大切なことが行われてるんだなって気付かされた。そう言えば前日の夜にTwitterで、ワイドショーのラテ欄に「嵐の会見」って文字を見つけた人がいたって瞬間的に思い出して、これのことだったのかって納得したりした。何だかんだ混乱したまま配信を見始めたけど、挨拶がいつも通りの嵐だったから急に安心したよね。

最初に発表されたことって何だったっけ?全シングルがデジタル配信されますってことだっけ。しかも新曲の話も出たんだっけ、すごいな、最初からクライマックスだな。

既に5曲出てるからか、デジタル配信については、全部出すのか…!って単純に感動した。5曲出たことが既に嬉しかったし、それに関しても期間限定かもしれないって思ってたから、他のシングルも出るってやっぱすごいよね、すごい。

で。で、だよ。新曲だよ。びっくりした〜このタイミングで新曲出すんだ〜。

正直なところ、何か新しいことを初めてほしいって思う、ワガママな自分がいて。20周年っていうおめでたい切りのいい瞬間だから、今までを振り返る楽しみ方も勿論あるし、嵐が今までの嵐を大切に大切にしているところが感じられてすごく好きなんだけど、新しいコンテンツに飢えてたの。やっぱさ、毎年新しいアルバム出してそれを提げたコンサートやってDVD出してくれて、いろんなジャンルの音楽や演出を見れるっていう時間をしばらく過ごしてしまったもんだから、それに慣れちゃったのかなあ。そもそも私が刺激を求める体質なのかなあ。だとしたら、ただ待っているということに私自身が向いてないっていうだけなんだよな。休止期間中に耐えられるかどうかいささか不安である。

会見のときはどんな新曲なのかとかいう話は出なかったけど、きっと素敵なシングルなんだろうと思ったし、実際にその日の夜にMVの解禁と共に見て、新しいのに嵐らしくて、かっこよくて可愛くて、すごく楽しい気持ちになることができた。
嬉しかった、ただ単純に、休止前に新しいコンテンツが見れることに喜んでた。

そんで、SNSか。YouTubeチャンネルが立ち上がった段階で色々解禁されている予兆は感じてたけど、まさか全て同時に始めるとは思わなかったし、TwitterInstagramならまだしもTikTokまで…。今となってみればインスタのストーリーも鬼のように更新されるし、なんなら会見の夜も急に生配信始めたし、急ピッチで色んなことが進みすぎてついていけてない私もいた。今までこんなことなかったのに、SNS上で嵐の姿を見ることができている自分がいて、全然、意味がわからなかった。メンバーの中にはすでに利用したことがある人もいて、なんとなく要領掴めてたっぽいけど、相葉さんとかまだわかんないって言ってたし、たぶん私たち以上に実感沸いてないんだろうなあ。早速、JET STORMで各国周ってる様子が見れて…ってことはアレもコレも見ることができるかもしれなくて…とか考え始めたらどんどん妄想が広まっていって止まらない。今から本当に楽しみ。

で、まあ、個人的に一番びっくりして聞いた瞬間に涙ブゥワアアって出てきたのが国立の件なんですけど。

そもそも私は、国立競技場がもうすぐ完成するということを知らなくて。でもよく考えたら来年オリンピックなんだよね。当たり前じゃんね。

あのとき、嵐が国立でコンサートするのが今回で最後だっていう時、喪失感はそこまでなかったんだけど、ああ、この場所で嵐が、歌って踊って楽しそうにしている瞬間を、また見ることができるかどうかはわからないのか、っていう気持ちになって。そのとき私自身は、現場に足を運びたい気持ちが薄れていってて(単純にチケットが取れなかったのもある)、でもDVDだけはしっかり買って、コンサートの演出見ては、この人たちってすごいな、本当に好きだなと思ってた。

ドームとかアリーナの演出ももちろん好きだったけど、空が吹き抜けて見えるところとか、夕焼けになって夜になってってのが見えるところとか、風が吹いて衣装がなびくところとか、雨が降ってステージが水浸しになってその上を滑って楽しんでる嵐とか、大好きなところがたくさん詰め込まれた会場なんだよね。もちろん野外でのコンサートは国立に限ったことじゃないけど、東京のど真ん中でそれが実現できていたことは私の中ですごく神秘的なものになってた。

あと、個人的には、初めて買ったコンサートDVDがAROUND ASIAの国立公演で、つまり初めての国立公演で。あの時は5人とも「最初で最後だ」ってずっと言ってて。松本さんがコンサートの演出にこだわっていた様子もメイキングに収められていて。Re(mark)ableの収録とか、聖火台の使い方とか、バックヤードをすごい速さで移動してまたバンッて現れるところとかOPのLove so Sweetとか。なんか、全部大好きで。大好きなんだ…(語彙力)。

そんな、大好きな国立の公演が帰ってくるんだって。またあの場所で、歌って踊って、素敵なコンサートを見せてくれるんだって。それがわかった瞬間、もう、嬉しくて嬉しくて。「必ずこの場所に戻ってくるから」って歌ってたことも思い出して。約束果たしてくれたんだって気づいて。涙止まらんですよ、こんなの。

もうそこからは正直、記憶があって無いようなもんで。JET STORM復活とか北京公演とか、ちゃんと聞いてたはずなんだけどちょっと上の空だった。実際に嵐がアジア4都市を訪れて、たくさんのファンに囲まれた様子を見て、やっと実感したかもしれない。
なんか、比較的近い場所とは言え、別の国に自分と同じような気持ちの人たちが数え切れないくらいいることに感動しちゃったよね。繋がってる感じがした。

新曲の「Turning Up」でも、J-POPを世界へ発信していく意志を感じたし、YouTubeに上げられた嵐の動画には、日本語以外のコメントが本当にたくさんあって、自分が思っていた以上に嵐は世界中で人気のグループになっていたんだなあなんて、呑気に思ったりした。嵐は、私が想像しているよりも遥かに大きな世界を歩いていたんだって気づかされて、改めて、その背中をこれからも追いかけ続けたいと思った。

正直別ジャンルに浮気しっぱなしの自分がいたんだけど、ものすごい勢いで引き戻された。嵐に出会った頃の自分を思い出したし、そのときの気持ちが鮮明に蘇った。5人の笑顔がたくさん見れるだけで、悲しいこととか嫌なことがスーッて消えて行くのが感じられた。嵐のおかげで今の自分があることを思い出した。この人たちみたいに、強くて優しい人間になりたいという目標が、また輝き始めた。

ずっとずっと、尊敬する。ずっとずっと、大好き。